童謡に歌われているカラス。
山林の多い地域に生息しているイメージがあるカラスですが、
最近は、街中のビル街でも住み着いています。
そして、ゴミ収集の日を知っていたかのように、
生ゴミが出されている集積場所に集まり、
せっかく袋にまとめたゴミを撒き散らしてくれます。
一時は、ゴミだし時のマナーが悪く、
カラスに付け入る隙を与えてしまっていました。
最近は、ゴミだしのマナーもよくなりましたが、
カラスの方も知恵をつけ、
ちょっとした隙をついてゴミを撒き散らして漁って生きます。
近くを通る人にとって、撒き散らされたゴミは邪魔です。
ゴミの清掃は、集積所のある地域の人の仕事になります。
週に数日ですが、広い範囲に散らばったゴミの掃除は大変です。
そこで、カラスにゴミを荒らされない簡単で確実な方法を見つけました。
家にあるもので、お金がかからずできますよ。
カラスのゴミ散らかし問題は新聞紙で生ゴミを〇〇するだけで減る?!
カラスよけとして販売されている数々のグッズは、始めこそ効果がありますが、
すぐに”慣れ”てカラスが寄ってきてしまいます。
確かに、カラスは頭の良い鳥です。
ところでカラスはどうやって「生ゴミ」があることを知るのでしょうか?
それは目です。カラスは視力が良いのです。
木にとまって周りを観察したり、
空を飛びながら目で見て食べ物を探すのです。
そして、赤っぽいものや濡れたものを見つけると、
くちばしで突いて中身を取り出します。
赤いものは肉、濡れたものは魚の肉など、
高タンパク質の栄養価の高い食べ物にありつける
ラッキーアイテムになっています。
一方、嗅覚はあまり発達していません。
ですから、生ごみが見えないようにするのは、良い方法です。
ですが、中身が見えない黒い袋では、
ゴミ回収車に持っていってもらえません。
そこで、生ゴミだけを新聞紙や紙袋で包んで
中身が見えないようにして指定された袋にいれます。
個々の生ゴミを包んでも、
袋に内張りのように紙を入れてもOKです。
ポイントは、カラスがくちばしでつついても大丈夫なように、
4~5枚くらい重ねた新聞紙や包装紙で包むことです。
生ゴミが見えないことが大切なのです。
迷惑なカラスによるゴミのちらかし。安全で賢い撃退方法
新聞紙などで、カラスからえさとなる生ゴミを隠すほかにも方法があります。
一つ目は、カラスがゴミに触れられないようにすることです。
具体的には、
- ゴミ袋に洗濯かごを被せる(かごが動かないように重しを載せるのがポイントです)。
- 半透明の衣装ケースなどの中にゴミ袋を入れる。
- 市販されているボックス型ネットや防鳥ネットを使う。
などがあります。
二つ目は、生ゴミの量を減らすことです。
餌になる生ゴミが減れば、カラスの数は減ります。
料理の量を適切にして食べ残しを減らすのは効果的です。
余計な食材を買わなくてすめばお財布にも効果があります。
また、コンポジットを活用して、
生ゴミを肥料に変えてしまう方法もあります。
三つ目は、カラスがゴミ袋に近づく時間を与えないことです。
カラスが臆病で慎重な鳥ですので、
ゴミ袋が出てもすぐには近づきませんが、
回収車が来る数時間も前から出すのはNGです。
ゴミ回収車が来る直前に出せば、
カラスがゴミ袋を破る前に回収してもらうようにします。
まとめ
このように、家にあるものでお金がかからない方法で
カラスを撃退することができます。
実際に、この方法するようになってから、
カラス被害にあっていない方法です。
外国人が多い地域の自治体では、このカラス対策として有効な方法を
各国の言葉で説明したチラシをつくっているところがあります。
ホームページから簡単にダウンロードできますので、
地域にいる外国人の方への説明に役立つと思います。
相手のカラスの生態・習性を知れば、カラス対策は難しくありません。
孫子いわく「敵を知り己を知れば百選危うからず」なんですね。
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