読書の効果って?子供に読書をすすめする理由とは

小さい頃、両親や先生から「本を読みなさい」と言われました。

 

今でも学校では生徒に読書を勧めています。

 

本を読むことが勉強に役立つことは何となくわかるのですが、
実際にはどうなのでしょう。

 

この疑問への答えとして、
東北大加齢医学研究所所長の川島隆太教授の研究結果があります。

 

この報告によると、読書時間が長い子供ほど勉強ができることが示されています。

 

また、読書の効果についての調査報告に文部科学省による
「子供の読書活動の推進等に関する調査研究」があります。

 

これは、全国の299 の小・中・高等学校の児童・生徒にアンケートを行い、
計15,861人から得られた回答を分析したものです。

 

ここでも本をよく読む人の方が、
高い論理的能力を身に付けていることが明らかになっています。

 

このように、本をよく読む子供の方が勉強や論理的に考える能力が向上するのです。

 

 

読書で得られる効果は脳にも影響を与えている!

 

 

先にも述べましたが、読書が学習面への効果があります。

 

川教授の研究結果では、
同じ勉強時間でも読書時間が長い子供の方が高い偏差値を得ています。

 

これは、一日の勉強時間が2時間以上の子供を対象にして平均偏差を調べたところ、
「全く読書しない」グループの平均偏差値が50.4に対し、
「読書時間10~30分」のグループが平均偏差値53.6でした。

 

このことから、読書は脳の機能を強化して
記憶力を向上する効果があると思われます。

 

読書では、目から入った情報を脳の中に記憶し、
整理し理解しなければなりません。

 

小説なら、登場人物の名前を覚えながら、
物語の設定などの複雑な情報をインプットし、再構築しなければなりません。

 

このような脳の活動では、
神経細胞同士を結ぶシナプスという脳内の回路の働きが強化・増加します。

 

脳内の回路が強化されるとともに、
いままでの記憶をよびおこすことも多くなりますから、
記憶の強化にもつながります。

 

このような仕組みで読書は脳の機能を強化することができます。

 

また、本の中には多くの情報が含まれていますから、
全部の情報を取り込むことは難しいのですが、
慣れてくると多くのページを読むことができます。

 

つまり、ページの文字情報の中から重要なものを素早く選択して取り込んでいます。

 

読書は、脳に入ってくる情報を素早く取捨選択するトレーニングにもなるのです。

 

 

毎日の読書を習慣にすると親子コミュニケーションにも効果的

 

 

実は、本を読むことはコミュニケーション能力の向上につながります。

 

なぜなら、本を読むことで多くの表現方法を身に付けることができるからです。

 

私たちは多くのことを体験から学んでいます。

 

ですが、読書をつうじた脳内のイマジネーションからも
多くのことを体験しています。

 

ビジネス書や参考書から、ものの考え方や先人の知識を理解・吸収できますし、
小説などからは感情の表し方、言葉による表現を取り込むことができます。

 

「引き出しが増える」という言葉でよく表されますが、
自分が理解し使うことができる表現を増やすことができるのです。

 

この豊富な表現力は、人と話すときに役立ちます。

 

相手が年上の場合、同年代・年下の場合に選べる言葉・表現が豊富であることは、
相手に好感を与える話し方を自然に行うことができます。

 

読書の積み重ねで鍛えられた表現力は人とのコミュニケーションに役立ちます。

 

もちろん、親子のコミュニケーションも円滑になるでしょう。

 

 

まとめ

 

読書は、脳力を高めてくれます。

 

それは、知識の習得だけではなく、
情報の収集能力やコミュニケーション力も高めてくれます。

 

これらは、受験だけではなく、その後に続く社会人生活にも役立つものです。

 

読書の習慣身に付けさせることは、
これからの時代を生き津子どもたちへの最高の贈物といってもよいものなのです。