初めてでもできる♪「精霊馬」の簡単な作り方

お盆はご先祖様の霊をお迎えする行事です。

 

そしてお盆になると「きゅうり」と「なす」で
四本足の動物のようなオブジェ(置物)を作りますよね?

 

これらは、「馬」と「牛」を模したもので、
きゅうりの方が馬となり、なすの方が牛で、それぞれ
精霊馬(しょうりょううま)」、
精霊牛(しょうりょううし)」と呼びます。

 

この「精霊馬」と「精霊牛」は、
家に戻ってくる霊が使う乗り物であり、
家に来る時は速く戻ってこられるように「馬」に乗ってもらい、
あの世に戻る時には、
この世の様子を眺めながらゆるりと進んでもらうために
「牛」を用意するのだと言われています。

 

また、実務面から夏野菜のきゅうりとなすは
お盆の頃に入手しやすいことも理由の一つです。

 

では「精霊馬」と「精霊牛」の作り方ですが至って簡単。

 

きゅうりやなすに、馬や牛の脚に見立てた割り箸などを刺すだけです。

 

割りばしは、丸棒に加工されていて先端がすぼんだ形状のものを選び、
適当な長さに切ります。

 

そしてすぼんだ形状の方を刺せばよいのです。

 

刺しにくい場合は、先端をナイフなどで削って尖らせればよいでしょう。

 

完成した「精霊馬」と「精霊牛」は、
お盆の際に準備する精霊棚(盆棚)にお供えしたり玄関に置いたりします。

 

 

「精霊馬」って向きや置き方に決まりがある?!

 

 

精霊棚盆棚とも呼ばれ、位牌を中心に安置したお供え用の棚です。

 

精霊棚を置かずに仏壇にお供えものを置いたりする場合もあります。

 

「精霊馬」と「精霊牛」もお供え物と同じく精霊棚に置いたり、
玄関に置いたりする場合もあります。この辺は地域や家によって様々です。

 

精霊馬」と「精霊牛」の置き方は大体次のとおりです。

 

精霊棚に置く場合(その1)

 

13日のお迎えの日には、どちらも頭を自宅に入る方向(内側)に向け、
16日のお送りの日には頭を家から出て行く方向にむけて置きます。

 

精霊棚に置く場合(その2)

 

「精霊馬」は自宅に入る方を向くように置き、
「精霊牛」は自宅から出て行く方を向くように置きます。

 

門もしくは玄関先に置く場合

 

この場合は、どちらも家の中から見て外を向くように置きます。

 

 

お盆の送り火がおわった後の「精霊馬」ってどう処分したらいい?

 

 

お盆が終われば、精霊馬や精霊牛も生ものですから処分しなければなりません。

 

一般的な方法は次のようになります。

 

  • 16日の送り火で燃やす。
  • 16日のお送りの日に精霊流しとして川や海に流す。
  • 他のお供え物と一緒にお寺で処分してもらう。

 

精霊馬や精霊牛の材料は「生野菜」ですから、
多くの地域では「燃えるごみ」扱いになるかと思います。

 

その場合は、白い紙に包んで、
清めの塩を添えて自治体指定の袋に入れるのがよいでしょう。

 

 

まとめ

 

お盆の行事が、地域ごとに異なるように、
精霊馬と精霊牛の扱いにも違いがあります。

 

例えば、お迎えもお送りも「馬」で
「牛」は(霊の)荷物運び役だったりしますし、
沖縄では「さとうきび」を使ったりします。

 

お盆の慣習は地域・宗派の違いがありますから
詳しい人に確認するのが無難ですね。

 

そして、「精霊馬」「精霊牛」を作る際には少なからず刃物を使用します。
怪我のないように気を付けて作ってください。