知っておきたいお彼岸のお墓参りにまつわる作法とは?

亡くなった人を供養するための場所としてお墓は、
私たちの生活習慣にしっかりと根付いているものです。

 

昔は、集落の境や住居のすぐ隣にありました。
当然お墓参りも日常的なものでした。

 

最近では、お墓はやや縁遠いところとなってしまいました。

 

お墓のある場所と住居の距離は離れましたし、
日々の生活も忙しくなり、
お墓参りは一年の中の一イベントになった感があります。

 

そんな世情のせいでしょうか、
お墓参りにも作法とかを気にする人が増えているように思えます。

 

そこで、あまり知られていませんが
知っていると役立ちそうなお墓参りの作法を紹介します。

 

 

お墓参りの作法であまりしられていない「雨」の日の作法

 

 

昔は「雨の日のお墓参りは良くない」といわれていました。

 

ですがこれは迷信のようなもので、
雨の日にお墓参りに行っても問題ありません。

 

ですが、このような事が言われるのには昔の日本のお墓事情が関係します。

 

一つは、昔はお墓と家の距離が近かったで、
わざわざ雨の日にお墓参りに行くことはない、と言うことです。

 

二つ目は、墓地は足場が悪く滑りやすいので、危ない。

 

三つ目は、土葬だった昔は、
雨が続くと伝染病や、死臭の心配がありました。

 

このようなことから、昔は雨の墓参りを戒めていたのでしょう。

 

現在は火葬ですし、お墓のある霊園は整備されていますので、
天気に関係なくお墓参りに行っても差し障りません。

 

ですが、幾つか気を付けたいポイントがあります。

 

●動きやすい服装で、足元に注意しましょう

 

木の根が出ていたり、水たまりが出来ていたりすることがあります。

 

また濡れた墓石は滑りやすいので、足元には十分注意しましょう。
服装は動きやすいものにし、靴は滑り止めのあるものにしましょう。

 

●お墓の掃除はしましょう

 

近所で頻繁にいけない場合は、お墓の清掃をしましょう。

 

雨で墓石が濡れていますので、
たわしで軽くこするだけでもきれいになりますよ。

 

●お線香やお供えもしっかり供えましょう

 

お墓に備える線香は、亡くなった人に捧げるものです。
お供えも同様です。

 

感謝の気持ちを伝えるためにもしっかり供え、
お祈りを捧げましょう。

 

そして、お参りが終わったら、
消えた線香はお供え物と一緒に片づけましょう。

 

残しておくとカラスや野良猫などに荒らされてしまい、
せっかくきれいにしたお墓が台無しになってしまいます。

 

また、天気に関係なく、霊園や墓地の管理事務所には
一声かけてから帰宅するようにしましょう。

 

 

お墓参りで線香を束でおく意味とは?

 

 

古来より墓前によい香りの線香をお供えすることは、
祀られている人に食べ物をお供えすることなのです。

 

また、線香の香りには、
お墓参りする人の心身を清めると考えられていました。

 

実際、線香のよい香りに包まれると心が落ち着きます。
お参りに集中できるようになるでしょう。

 

このような理由で、お線香の煙は多いほうがよいので、
一般にお墓参りでは線香は束にした状態で火をつけます。

 

束にした線香からは多くの煙が上がるため、
場を清める効果をより期待できます。

 

なにより一本ずつばらすより束のままの方が火をつけやすいです。

 

特に雨の日はそうですね。

 

なお、線香についた火を口で吹き消すのはタブーとされていますので、
線香の束を振り回したり扇ぐことで火をけしましょう。

 

くれぐれも周囲に気を付けてください。

 

 

まとめ

 

 

お墓参りの目的は、
亡くなった身近な人やご先祖様に感謝の気持ちを伝えることです。

 

作法も大切ですが、この「感謝の気持ち」が一番重要なのです。

 

ですから、お墓参りは彼岸にしなければいけないわけではありません。

 

「進学」、「就職」そして「結婚」など、
人生の節目にはご先祖様に報告とあわせて
感謝の気持ちを伝えたいものです。