春分の日はお彼岸の時期!そう言えばおはぎとぼたもちってどう違う?

お墓参りに行った時、あの美味しいあんのついたの食べ物の正体について、
気になったことはありませんか。

 

前に来たときは、確かおばあちゃんがおはぎって言ってたのに、
今回はぼたもちって名前が変わっているのは何故?

 

今川焼きと大判焼きとおやきのような、
地域によって言い方が違うってこともありますよね。

 

それと同じようなことなんでしょうか?

 

同じもののような気がしても、

みんなが美味しそうに食べているのに、
言いにくいですよね。

 

せっかくの機会なので、一緒に学んでみませんか。

 

 

おはぎとぼたもちの違いについて解説!

 


実は言い方が違うだけで、使っているものは同じなんです。

 

地域によっては、おはぎがつぶあんで、ぼたもちはこしあんと、
あんの状態で分ける説や、
または、おはぎがうるち米で、おはぎはうるち米といったお餅が違う説…。

 

さらには、花の大きさにちなんで、
おはぎは小さめに作って、ぼたもちは大きめに作るといった、
素材や大きさも少し違うところもあるそうですが、
明確な区別は難しいようです。

 

では、何故、おはぎとぼたもちって言い方が違うんでしょうか。

 

そもそも、お彼岸を迎えるには、

気持ちを込めてお供え物をするじゃないですか。

 

この慣習が始まった当時、高価だったもち米や砂糖を使って作ることで、
亡くなった人を思う気持ちを表したと言われています。

 

そして、あんことお餅を作る際に、そのあんこの様子を、
季節に由来する花に見立てて、名前をつけたんです!

 

春のお彼岸の時期に咲く大きな花にぼたんがあります。

また、秋のお彼岸の時期には、はぎの花が咲きます。

 

お彼岸の時期に咲く花にちなんで、

春はぼたもち、秋はおはぎと呼ばれているんです。

 

その季節ごとのお花の名前を、
それぞれにつけているということは…

昔の人が暮らしの中に、自然を上手く取り入れて、
自然と共存して生き抜いてきたことの名残と言えるのではないでしょうか。

 

 

春のお彼岸と秋のお彼岸について解説!

 


彼岸という言葉自体は、仏教用語です。

 

もともとは、現世の向こう側の世界と言う意味で、
こちら側の岸という意味の此岸(しがん)に対して、
彼岸(ひがん)と言います。

 

今では、亡くなった人の霊に物を供えてご冥福を祈って、
お墓参りやお寺参りをする日になっていますね。

 

春のお彼岸は、毎年3月の春分の日を挟んで
その前後3日間を合わせた1週間です。

 

秋のお彼岸についても、9月の秋分の日を挟む以外は同様で、
やはり1週間となります。

 

お彼岸の初日をそれぞれ彼岸の入り、
最後の日を彼岸のあけと呼び、
春分の日と秋分の日は、お中日と言うんです。

 

どうしてお彼岸にお墓参りをするのかというと、

太陽の動きにも関係があるんです。

 

春分の日と秋分の日は、真東から昇った太陽が真西へ沈みます。

 

そのため、昼と夜の長さが同じになるので、この日をさかいとして、
春分では昼が長く、秋分では昼が短くなるんです。

 

この太陽の動きによって、現世の向こう側の世界である彼岸と、
私たちが居る世界が一番通じやすくなるという考え方。

 

そして、もともと春分、秋分の日にされていた先祖供養や農耕の儀式などの、
日本独自の風習が結びついて、
この時期に、ご先祖様の供養をするようになりました。

 

お彼岸にお墓参りに行く習慣は、江戸時代以降に根付いたそうです。

 

暑さ寒さも彼岸までと言いますが、こんな意味があったんですね。

 

 

最後に

 

春分の日も秋分の日も、なんとなく国民の祝日というイメージがありませんか。

 

そこで、国民の祝日に関する法律を見てみると、
春分の日は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」とあって、
秋分の日には、「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ」とあるんです。

 

もともとされていた農耕の儀式では、種まきや収穫の時期ということもあって、
自然への感謝の気持ちが込められていたものだそうです。

 

ちゃんと祝日法にもその名残があるんですね。

 

自然に対する祈るような気持ちや感謝の気持ちが
亡くなった人への切なる思いや感謝の思いとつながっているなんて、
お彼岸ってなんて素敵な習慣だと思いませんか。